会社の若者たちがScalaの勉強会を開催していたので私もお呼ばれして参加してきました。
私は「頑張りすぎないScala」という発表をさせていただきました。
これはScala関西で発表させていただいた「Non-Functional Programming in Scala」の内容をベースにしたものなのですが、Scala関西ではすでにScalaをやられている方を想定してお話しさせていただいたのに対し、今回はこれからScalaを始める方向けに修正しています。また、Scalaをどのように使うべきかという問題に関しては最近いろいろと考える機会があり、その結果も反映したものになっています。
若者たちがScalaをどのように学習したか(参考になった教材や勉強法など)、これからScalaを始める際に知っておいた方がよいことなどの発表もあり、これからScalaを始める人だけでなく、逆にScalaを教える際の参考にもなりそうです。最近のScala界隈の話題は高度化しすぎているきらいがあるので、こういう初心者向けのScala勉強会ももっと増えていくといいなと思います。
ところでちょうどManningから新しいScalaの入門書の出版がアナウンスされました。こちらはオブジェクト指向プログラミングから入って関数型プログラミングのエッセンスを学ぶ、という流れになっているようです。
アーリーアクセスが始まったばかりなので完成までまだしばらく時間がかかるのではないかとは思いますが、現状では洋書でもなかなか良いScalaの入門書が存在しない状況なのでこの本には期待したいところです。