アーセン・ヴェンゲル自伝 赤と白、わが人生

以前読んだベンゲル監督の自伝の日本語版が出版されました。原著も読んでいたのですが、お布施と思ってこちらも購入してみました。

さすがに日本の出版社から出た書籍なので、ペーパーバッグクオリティだった原著と比べると装丁は非常に丁寧で紙質や印刷も段違いです。英語版の方が数は出ると思われるのですが、原著のペーパーバッグ版とさほど変わらない値段でこのクオリティの本が作れるのは一体どういうことなのだろう?と思ってしまいました。一度読んでいるので内容については特に言うことはないです。以下の原著のレビューを参考にしていただければと思います。

takezoe.hatenablog.com

ただ、残念なことに原著では巻末に結構なページ数を割いて掲載されていたスタッツが日本語版ではまるっと省略されています。日本語版ではきちんと印刷用にレイアウトされたスタッツが掲載されているのでは…と期待していただけに非常に残念です。

確かにこの部分を掲載するとページ数が結構増えてしまいそうですし、そもそも原著を読んでいなければこの部分が存在したことはわからないはずではあるのですが、ベンゲル監督の自伝自体ファンアイテムの一種と思われるので、こういった部分もファンにとっては大事な要素なのではないかと思うのですが、翻訳版としてこれはどうなのか…。

まあ、そんなわけで、本書は原著の完全な翻訳版というわけではなく省略されている部分があるのでお買い上げの際はご注意ください!ということを書きたかったのでした。