ScalatraのJakarta版をリリースしました

地道にメンテしているScala用のWebフレームワークScalatraですが、Scalatraベースで開発しているGitBucketで使用しているJGitのJGitServletはいまだにServlet 4.0という超個人的な事情でScalatraの対応Servletバージョンも上げられなかったのですが、さすがにそろそろ必要かというのとユーザさんからの要望もあったのでJakartaServlet 5.0)版を別でリリースすることにしました。

github.com

Scalatraのバージョンと対応するScalaServletのバージョンは以下の通りです。

Scalatra Version Status Scala versions Servlet version
3.0.0-M4-jakarta Milestone 2.12, 2.13, 3.3 5.0.0
3.0.0-M4 Milestone 2.12, 2.13, 3.3 4.0.1
2.8.4 Stable 2.12, 2.13 3.1
2.7.1 Stable 2.11, 2.12, 2.13 3.1

Scalatra 3.0はM1から1年近く経つもののいまだに正式版をリリースできていないのですが、これは依存ライブラリの1つであるTwirlScala 3.0対応版がまだ正式版になっていないからなんですよね…。ScalatraのTwirl連携は今のところフォーム生成用のビューヘルパーだけなので、連携機能なしでリリースしてしまってもいいかなと思ったりも…。

追記:今回はブランチ切ってjakartaに書き換えたものをpublishしたのですが、xuwei-kさんがクロスビルドするようにしてくださっていました。

github.com