まさか令和の時代にMSX-BASICの本が出るとは…。
作るゲームは基本的な部分だけだったり、掲載されているコードも抜粋だったりということもありますが、テキストベースのものからスプライトを動かしたり効果音を鳴らしたり、限られたページ数で様々なタイプのゲームを一応動く状態まで作るところまで解説されています。解説も分かりやすいですし、題材のチョイスや抜粋されているコードも的確で、往年の少年BASICプログラマの皆さんはコードを見ているだけでも楽しめるのではないかと思います。
MSXのエミュレーターというとMSXPLAYerが有名ですが、最近(?)はWebMSXというWebブラウザで動くものもあるようなので、こちらで気軽にBASICプログラミングを楽しんでみるのもよいかもしれません。MSX0 Stackも欲しくなりますねぇ。
あと、MSX Magazine永久保存版は2までは買っていたのですが、2005年に3も出ていたのを初めて知りました。今では入手困難になっているようなので、当時買っておかなかったことが悔やまれます。
対象読者がピンポイントすぎる気がしなくもないですがw 同世代のプログラマの方だと子供の頃BASICで遊んでいたという人は多いのではないかと思いますし、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さるはず(刺さりました)。いや〜、これは懐かしすぎる…。この本を読んでいて、プログラミングって純粋に楽しいものだったなぁということを久しぶりに思い出したような気がします。