S2JTA と S2DBCP をスタンドアロンで使う

id:koichikさんのブログでS2JTAやS2DBCPを単独で使用する方法が解説されています。

S2JTAはクラッシュリカバリ機能がないこともあり、アプリケーションサーバJTA実装を使うことが推奨されていますが、実際にクラッシュした場合、トランザクションマネージャ側からのリカバリ処理だけでは復旧できないケースがほとんどだと思うので、各リソースをマニュアルでリカバリするのに必要なログさえ出ていればS2JTAでもいいような気がします(S2JTA側でリカバリに必要なログが出ているかどうかはわかりませんが…)。
JBossトランザクションマネージャ(リカバリマネージャ含む)のソースは非常にカオスですが、S2JTAはソースも非常に読みやすいですし、機能面でもLast Resource Commit Optimizationといったオプションも実装されているなど、クラッシュリカバリ以外の機能は一通り実装されているようなので、JTAの動きを知るにもお手頃なプロダクトだと思います。
JBossのクラッシュリカバリ機能を解析していてかなり思うところがあったので、その鬱憤を晴らすためにS2JTAにクラッシュリカバリ機能を実装してみようかな、なんて。残念なことに当分そんな時間はなさげなのですが…。