オライリーから出ているTrino: The Definitive Guideの翻訳だそうです。以前から風の噂で翻訳しているという話を聞いてはいたのですが、ついに発売されたようなので購入してみました。どう考えてもそんなに部数出ていないと思うのですが、近所のさほど大きくない書店でも売っていたので驚きました。
近所の書店にTrino本が売ってたので義務として購入した。 pic.twitter.com/CkA3GwxMzn
— Naoki Takezoe (@takezoen) March 25, 2024
もともとPresto版のThe Definitive Guideが2020年に出たものの、Facebook社との名前騒動によりPrestoSQLがTrinoに改名したのち2021年にTrino版のThe Definitive Guide、さらに2022年に改訂されたSecond Editionが出ており、今回のTrino徹底ガイドはこのSecond Editionの和訳となっているようです。
内容については以前Presto版を読んだ時にレビューを書いたのでそちらも参考にしていただければと思いますが、Trinoの新版への追従だけでなくKuberenetesへのデプロイなど内容も結構アップデートされているようです。
ただ、それでも原著が出たのが1年半以上前ですので、すでに古くなってしまっている部分があったりなど、これから読むにはどうかなぁと感じる部分も若干あります。とはいえTrinoのアーキテクチャ等基本的な部分の理解については参考になるかと思いますのでこれからTrinoを触ってみようという方にはよい導入書になるのではないかと思います。