Gradle徹底入門の綿引さんによるGradle勉強会を開催しました

毎週金曜日に社内で行っている技術共有会ですが、今週は久々に社外のゲストとしてGradle徹底入門の著者であるデライトテクノロジーズの綿引さんをお招きして「MavenユーザのためのGradle入門」というタイトルでお話しいただきました。

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(この共有会、以前は社内のミーティングスペースで行っていたのですが、エンジニアが増えて座りきれなくなってしまったため、最近は4月に新しく作られた研修用のスペースを使って行っています)

社内ではJavaを使っているプロジェクトも多いのですが、ビルドにはMavenを使っています。Mavenといえばpom地獄ですが、Gradleはとてもシンプルかつ直感的でカスタマイズもしやすそうな印象でした。また、移行時の注意点として以下のような点をあげられていました。

  • ライブラリの依存関係のスコープとしてprovidedがない(warプロジェクトの場合のみ利用可能)
  • リソースの出力先がクラスファイルと別のディレクトリになる(ファイルを読み込むテストケースが落ちる場合が多い)
  • 依存ライブラリのバージョンが衝突した場合に最新のバージョンが使われる(Mavenの場合は自プロジェクトから最も近いライブラリが参照するバージョンが使われる)

個人的にも最近はelasticsearch-hadoopなど仕事で使っているOSSがGradleを使っているケースがあり、Gradleに触れる機会が出てきていますし、今後Javaで何か作る場合にはGradleを使ってみたいと思います。

pomに疲弊している皆さんも是非Gradleを試してみていただければと思いますw