GitBucket 4.33.0をリリースしました

Scalaで実装されたオープンソースのGitサーバ、GitBucket 4.33.0をリリースしました。

https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.33.0

CLIオプションを環境変数で設定可能に

GitBucketはDockerなどでの利用時を想定し、通常設定ファイルで行う設定を環境変数経由で設定することができるようになっています。たとえばデータベースの設定は通常GITBUCKET_HOME/database.confで行いますが、環境変数やシステムプロパティ経由で設定を上書きできるようになっています。

これらに加えてCLIから起動する際に指定可能なオプションについても環境変数で設定できるようになりました。

  • GITBUCKET_MAXFILEZIE
    • アップロード可能な最大ファイルサイス(バイト単位、デフォルトは3MB)
  • GITBUCKET_UPLOADTIMEOUT
    • ファイルアップロードのタイムアウト(ミリ秒単位、デフォルトは30秒)
  • GITBUCKET_PLUGINDIR
  • GITBUCKET_VALIDATE_PASSWORD
    • GitBucketではデフォルトではパスワードに使用可能な文字種が限られていますが、この設定をfalseにすることで全ての文字を使用可能になります

プルリクエストのファイルの折りたたみ

プルリクエストの比較ビューでファイル単位で折りたたみができるようになりました。

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WebHookのセキュリティオプション

WebHookによるイントラネット内部のリソースへのアクセスをブロックするオプションを追加しました。このオプションを有効にした場合、IPホワイトリストで特定のサーバに対するアクセスのみ許可することができます。

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Web APIでassignee、assigneesプロパティをサポート

以下のWeb APIのレスポンスにassignee、assigneesプロパティを追加しました。

今回のバージョンではこの他にも様々な改善やバグフィックスを行っています。詳細についてはIssueの一覧をご覧ください。