南アフリカWC 南アフリカ × フランス

いまだに録画したワールドカップの試合を消化できていません。今日は原稿が思ったより早く片付いたのでグループリーグ南アフリカ × フランスを見てみました。
どちらのチームも自力でのグループリーグ突破は不可能な状況で、他会場(ウルグアイ × メキシコ)の結果次第ですが、さらに得失点差の問題で勝ち抜けには大量得点が必要になるという非常に燃えるシチュエーションです。どちらも攻撃的にくるオープンな展開が予想されます。
南アフリカはホームということもあってか前半から押せ押せ。特に攻撃ではチャバララが異常に目立っていました。南アフリカというとピーナールくらいしか知らないけど、ピーナールより全然目立っていたかと。あとで調べたら国内リーグでプレーしているようですが、プレースタイルもガンガン行く系なので普通にプレミアの中位くらいのチームなら主力を張れそうな選手だと思いました。
フランスはセットプレーで失点した後グルキュフが退場、しかも勝ち抜けには得点が必要ということで引きこもるわけにもいかず、…ということで前後分断気味に。でも後ろだけで守るのは無理だよね、ということで南アフリカにガンガン押し込まれる展開に。南アフリカとしてはここで追加点を取っておきたかったところ。実際チャンスもありましたし。
後半頭からマルダが登場。ジニャックは空気だったのでわからなくはないけど、単純にウィングを置き換えただけじゃ流れは変わらないよねーと思いましたが、マルダはウィングの位置に縛られず奮闘していたと思います。ただ、後半途中から流れが変わったのはアンリやマルダの影響というよりも南アフリカの足が止まってきたから?フランスはサイドバックも攻撃参加をしはじめてやっとパスがつながるようになります。んで、サーニャリベリー→マルダでフランスが1点返しました。きれいに崩したゴールでしたが、ここまできたら空気読もうぜ的な…。南アフリカはがっくり。
南アフリカは大量得点のチャンスはあったので惜しかったですねー。後半間延びしてフランスにペースを渡してしまったのは、最初飛ばしてたのであれは仕方ないと思います。個人技も思っていたより高かったし、なんちゃって3バックでピッチの幅を広く使ったボール回しや、ロングボールを多用せずきっちり中盤で繋いできたりと、ちゃんとサッカーをしていたと思います。
逆にフランスは良い時間帯もあったけど、短かったですね。攻め合いで南アフリカに完全に力負けしてしまった印象です。チームの状態も悪かったのでしょうけど、グルキュフの退場など運にも見放された感じ。
というわけで南アフリカとフランスが仲良くグループリーグで敗退となったゲームでした。