イマドキのIDE事情 第109回 今年のEclipseは新機能満載!Eclipse 3.7 Indigo(2)

IDE連載の第109回です。今回はEclipse 3.7 Indigo特集の第二弾としてMavenのサポートを紹介しています。

IndigoのMavenサポートはm2eclipseがコントリビュートされたもので、現在はEclipse Foundationでm2eプロジェクトとして開発されています。NetBeansなどでは以前からMavenが標準でサポートされていますが、Eclipseでもようやく、といったところでしょうか。
デフォルトでMaven 3に対応していますが(同梱されているのがEmbeded Maven 3)、別途インストールしたMavenのパスを指定することでMaven 2を使用することもできます。以前はMaven関係のプラグインは動作が重かったり不安定だったりと、ちょっと使いにくい印象があったのですが、m2eは今のところ快適に利用することができています。個人的に今まではMavenを使用する場合はMaven側でEclipseの設定ファイルを生成して使っていたのですが、これならm2eを常用してもいいかも、と思いました。
なお、記事でも書いていますが、Indigoのパッケージのうち、標準でm2eが同梱されているのはEclipse IDE for Java Developersのみです。その他のパッケージを使用する場合は更新マネージャを使用してIndigoの更新サイトからインストールする必要があります。
まだまだ続く予定のIndigo特集ですが、次回はWindowBuilderを紹介しようと思っています。