後半、1-2になったあたりから見ました。1点入ってからシティは逃げ切りを狙ったのか、完全にフラムのペース。シティはシルバ→サバレタで守備固めに来ましたがこれが裏目でしたね。
フラムはザモラとデンベレの2トップかと思ってたんだけど、ザモラの後ろにデンプシー、ダフ、デンベレを配置した4-2-3-1な感じ。攻撃的MFの三人はポジションをぐちゃぐちゃにしながらパスを回してボールを運び、新戦力のリーセが左サイドで起点になっていました。もうちょっと硬質なサッカーをしているのかと思ってたんだけど、いい意味で予想を裏切られた感じです。リーセ加入でロングスローという新たな武器も増えました。スローインでハンゲランドが上がってくるとか熱すぎです。
そんなわけでシティ相手にフラムが行け行けの攻撃を見せていたわけですが、何度か決定機があったのですがハートの好セーブに阻まれます。が、やはり流れはフラム。中盤でジェコがボールを失い、最後はマーフィーのシュートがDFにあたりコースが変わってラッキーなゴール。ジェコからのボール奪取がファールなんじゃないかとか、DFにあたってコースが変わったとか、シティにすれば不運な面もありましたが、流れからすれば妥当かなと。ダフに代わって入ったカサミもよくボールに絡んでいたと思います。
んで、同点に追いつかれたマンチーニは当然のことながらナスリ→アダム・ジョンソン、アグエロ→テベスを入れて点を取りにきます。左サイドはクリシのドリブル、右サイドはアダム・ジョンソンとサバレタのコンビでがんがん押し込んできます。テベスも下がってボールを受けて仕掛けまくり。このへんの個人能力に任せた攻撃力の圧力はさすがな感じですが、結局フラムが守りきって2-2のドローで試合終了。フラムにとっては勝ちに等しい1ポイントと言っていいでしょう。
フラムはもともと守備には定評がありますが、攻撃もなかなかいいと思いました。クレイブン・コテージでは毎年ジャイアント・キリングを見せてくれますが、アウェーでもこのサッカーができればいいんですけどね…。シティは攻めきればよかったと思うのですが、中途半端に守りに入ったのがよくなかったですかね。今シーズンも下位相手の取りこぼしはありそうな気配です。
