イマドキのIDE事情 第110回 今年のEclipseは新機能満載! Eclipse 3.7 Indigo(3)

IDE連載の第110回です。Indigo特集の第三回、今回はJDTの新機能、WindowBuilder、Java7への対応について取り上げています。

JDTはこれまで同様、細かい新機能の追加ばかりですが、中でもクイックフィックスの強化が目立ちます。また、プロパティファイルエディタは自動的にエスケープしてくれたり、エスケープされた文字列にマウスカーソルをあわせると元の文字列を表示してくれるようになりました。が、正直他のOSSのプロパティファイルエディタプラグインのように編集時は元のままで、保存時にエスケープしてくれるほうが使いやすいですね。
WindowBuilderはなかなか使いやすいです。最初からVisualEditorじゃなくてこれがあればよかったのになぁ…という感じ。追加プラグインをインストールすることでSWT/JFace、XWT、GWTなどにも対応します。ちなみにWindowBuilderもMavenサポート同様、標準で同梱されているのはfor Java Developerパッケージだけです。
最後にIndigoのJava7対応についてですが、Indigoは標準ではJava7をサポートしていませんが、現在ベータ版ながらIndigoのJDTをJava7対応にするパッチが提供されていますので、これを更新マネージャ経由でインストールすることでJava7が使えるようになります。詳細については以下のURLを参照してください。