以前少し試していたTower2ですが、結局ライセンスを購入して使い続けています。しばらく使ってみて日常的な操作にはほぼ困らないくらいに慣れてきたのでSourceTree(Mac版)と比べて良いところ、悪いところをまとめてみようと思います。
良いところ
- 動作が非常に軽快
- SourceTreeは全体的にもっさりしていますがTower2はサクサク動作します
- 複数のリポジトリを1ウィンドウで管理できる
- ブランチを切り替える際に自動でstashするかどうか聞いてくれる
- あるブランチで作業中に別のブランチを修正しないといけない場面が結構多いので、stashしてからブランチを切り替えるのと比べると一手間減ってありがたいです
- リポジトリのディレクトリをツリー表示するビューがついてる
悪いところ
- インタラクティブにrebaseする機能がない
- Tower2の欠点はこれに尽きます
- やる気がないわけではなさそうなので、Tower3でもいいので実装して欲しいです
@takezoen Yes, we have interactive rebase on our radar, but no ETA yet.
— Tower (@gittower) 2015, 9月 15
- リポジトリ一覧での情報が不足している
まとめ
rebaseをインタラクティブに行う機能がないことを除けば、ある程度慣れればTower2もSourceTreeと概ね同じ感覚で操作することができると思います。問題はユーザ登録さえすれば無償で利用可能なSourceTreeと比較してTower2が$69という価格に見合ったものかどうかということですが、数十個以上のリポジトリをGUIで扱いたいのであればTower2は有力な選択肢になるのではないでしょうか。
個人的にこの手の開発者向けツールには思い入れがあるということもあるのですが、Tower2は個人でも十分に購入可能なプライシングなので、良いソフトウェアにはきちんとお金を払うという文化が根付いて欲しいという願いであったり、Tower2の開発がちゃんと継続されてもっと使いやすくなって欲しいという期待も込みで投資する*1のもありなのではないかと思いますし、それに見合ったソフトウェアではあると思います。
*1:個人的に技術書にも同じような思いがあります。