GitBucket 3.13をリリースしました

Scalaで実装されたオープンソースのGitサーバ、GitBucket 3.13をリリースしました。

https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/3.13

ワイドスクリーンに適した新しいUIへの変更

GitBucketはこれまでなるべくGitHubに近いUIを提供してきましたが、このバージョンからワイドスクリーンに適したサイドバー付きの独自UIに方向転換しました。

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この方向転換はGitHubとの類似性を排除するための措置です。詳細については以前のブログエントリを参照してください。

takezoe.hatenablog.com

Issue一覧取得APIのレスポンスにpull_requestキーを追加

GitBucketのIssue一覧取得APIペイロードpull_request というキーを含まないため、GitHubプルリクエストビルダープラグイン"test this please"のようなコメントを無視します。

このリリースではGitBucketはプルリクエストに対しては以下のようにpull_requestキーを追加するようになりました。

...
"pull_request": {
  "url": "http://localhost:8080/api/v3/repos/octocat/Hello-World/pulls/1347",
  "html_url": "http://localhost:8080/octocat/Hello-World/pull/1347"
},
...

WebフックのヘッダにX-Hub-Signatureを追加

セキュアなWebフックを提供するために、xhub4jを使ってX-Hub-Signatureヘッダをレスポンスに追加できるようになりました。リポジトリの管理画面から設定を行うことができます。

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SHA-256チェックサムの提供を開始

これまでリリースファイル(gitbucket.war)に対してMD5SHA-1チェックサムを提供してきましたが、このリリースからはこれらに加えてSHA-256チェックサムも提供するようになります。

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この他にも様々な改善やバグフィックスを行っています。詳細についてはIssueの一覧をご覧ください。