GitBucket 4.31.0、4.31.1をリリースしました

Scalaで実装されたオープンソースのGitサーバ、GitBucket 4.31.0および4.31.1をリリースしました。

4.31.0では多くの新機能が利用可能ですが、すでにバグ修正版である4.31.1がリリースされていますので、こちらを利用することをお勧めします。

CIプラグインでDockerをサポート

gitbucket-ci-plugindockerdocker-composeがサポートされました。

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管理者が有効にすることで各リポジトリのビルド設定でビルドに使用するDockerfileもしくがdocker-compose.ymlを選択できるようになります。なお、この機能を利用するにはGitBucketが稼働しているマシン上にdockerがインストールされている必要があります。

GPG署名済みコミットの検証

GPG署名済みコミットの検証結果をコミット一覧画面に表示するようになりました。

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Web APIの強化

OAuth2 Token (sent as a parameter)認証がサポートされました。また、以下のAPIが新たに追加されました。

OGPのサポート

Open Graph protocolで定義されたmetaタグ(og:title, og:imageなど)を出力するようになりました。ブログやソーシャルメディア、チャットなどでGitBucketのURLを共有する際に便利です。

ユーザ名補完にアバターも表示

ユーザ名の補完時にユーザ名だけでなくアバターを表示するようになりました。

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今回のバージョンではこの他にもMySQL8のサポートなどの改善や、様々なバグフィックスを行っています。詳細については4.31.0でクローズされたIssueの一覧および4.31.1でクローズされたIssueの一覧をご覧ください。