gitbucket の検索結果:

2023年の振り返り

…のパッチを投げたり、GitBucketの機能追加をしたりと地道に活動しています。また、Jacksonに初めてPRを出して取り込んでもらえたのも嬉しかったです。 takezoe.hatenablog.com 新しいところではIntelliJのプラグインを作ったりもしていました。自分で使う用に作ったものですが、こういうちょっとしたものでも自分で作れるとなかなか便利です。UIのあるものも作れるようになると楽しそうですが、Eclipseプラグインをゴリゴリ作っていた頃の気力はもうない…

GitBucket 4.40.0をリリースしました

…ースのGitサーバ、GitBucket 4.40.0をリリースしました。 https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.40.0 このバージョンでの大きな変更および新機能は以下の通りです。 デフォルトブランチが変更可能に これまでmaster固定だったデフォルトブランチ名ですが、設定で変更可能になりました。デフォルトは引き続きmasterのままですが、将来のバージョンでmainへの変更を検討したいと思います。 イシュー…

GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ

…りすると嬉しかったような気もします。 著者の方もパンデミックを機に自社をリモート組織に変革したとのことなので、このタイミングでの出版は仕方ない気もしますが、どちらかといえばオフィス回帰の流れな昨今、パンデミック初期に本書が出ていたらもう少し違った受け止め方をされていたような気もします。しかし自分がGitBucketを作り始めた頃はまだGitLabも法人化したかどうかくらいだったの時期だったと記憶しているのですが、いやはやすごい会社になったものだなぁと勝手に感慨に浸っていますw

ScalatraのJakarta版をリリースしました

…ベースで開発しているGitBucketで使用しているJGitのJGitServletはいまだにServlet 4.0という超個人的な事情でScalatraの対応Servletバージョンも上げられなかったのですが、さすがにそろそろ必要かというのとユーザさんからの要望もあったのでJakarta(Servlet 5.0)版を別でリリースすることにしました。 github.com Scalatraのバージョンと対応するScala、Servletのバージョンは以下の通りです。 Scal…

GitBucket 4.39.0をリリースしました

…ースのGitサーバ、GitBucket 4.39.0をリリースしました。 https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.39.0 カスタムフィールドでenum型をサポート イシュー、プルリクエストのカスタムフィールドで複数の選択肢から値を選択可能なenum型をサポートしました。 カンマ区切りで選択肢を登録しておくとイシュー、プルリクエストの作成、編集時にプルダウンリストから値を選択できます。 巨大なdiffはデフォルト…

GitBucketを複数台構成で動かす方法を考えてみる

GitBucketはもともと学習用途やスモールチーム用と割り切っていたことと、またGitの絡みでRDBだけでなくファイルシステムが切っても切り離せないこともあり、これまで複数台構成で動かすことは想定していなかったのですが、Giteaでは共有ファイルシステムを使って複数台での稼働を一応サポートしているようなのでGitBucketでもできないかなと思い試してみました。 github.com 具体的に障害になりそうなのは RDB HTTPセッション キャッシュ ローカルファイル プ…

2022年の振り返り

…したが、それ以外だとGitBucketでイシューやプルリクエストでのカスタム属性のサポートや複数担当者をアサインできるようにするなどの機能追加をしたり、ScalatraのScala3対応版をリリースしたり、個人で作っているScalaライブラリをScala3に対応させたりしていたくらいで新しいものを作ったりとかはできなかったです。 takezoe.hatenablog.com takezoe.hatenablog.com ScalatraのScala3対応はThis week …

GitBucketとKeycloakでシングルサインオンを試してみる

GitBucketはOpenID Connectによるシングルサインオンに対応しているものの、これまで自分では一度も使ったことはなかったのですが、先日シングルサインオン関連のIssueへの対応の際に実際に試してみました。ここではプロバイダとしてKeycloakを使っていますが、以下のドキュメントではGoogle Identity Provider (Google Apps)やAzure ADを使用する場合の設定方法も説明されています。 github.com まずは以下のページ…

自宅PCをM2 MacBook Airに買い換えた

…適です。TrinoやGitBucketなどのビルドもかなり高速(GitBucketは以前の4倍以上)になりました。ファンがないので煩くないのはいいんですが、大きなソフトウェアのビルドなどCPUを使う処理を走らせていると結構発熱しますし、バッテリーも言われているほど全然減らないという感じでもないですね。まあサイズ的に取り回しもしやすいし、一般的なソフトウェア開発用途には十分ではないでしょうか。 これは8年半頑張ってくれたMacBook Pro。今までで一番長く使ったPCかもしれ…

GitBucket 4.38.0をリリースしました

…ースのGitサーバ、GitBucket 4.38.0をリリースしました。 https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.38.0 イシュー、プルリクエストでカスタムフィールドを定義可能に イシュー、プルリクエストに追加情報を入力するためのカスタムフィールドを追加できるようになりました。 カスタムフィールドはリポジトリの設定ページから追加・削除が可能です。 イシュー、プルリクエストで複数ユーザのアサインに対応 イシュー、…

xsbt-web-pluginでServlet 5対応アプリを実行する

…ルアプリケーションやGitBucketでは開発にxsb-web-pluginというJava Servletアプリケーション開発を支援するsbtプラグインを使っています。 github.com ですが、標準でサポートされているのはJetty 9.4(Servlet 3.1)およびTomcat 9.0(Servlet 4.0)となっています。パッケージ名が javax.servlet から jakartaee.servlet に変更されたServlet 5.0に対応したプラグイン…

IntelliJのScalaプラグインでTwirlエディタがdefiningを認識しない問題

GitBucketではHTMLのレンダリングにTwirlを使っており、IntelliJのScalaプラグインに付属しているTwirlエディタを便利に使用しているのですが、どういうわけかこのTwirlエディタがdefiningを認識せず、definingで定義した変数の補完が効かなかったりエディタ上でエラーとして表示されてしまうという点を不便に感じていました(Playプロジェクトじゃなから?)。 ずっと諦めていたのですが、最近IntelliJの設定をあれこれ見直しているとフレー…

2021年の振り返り

…面倒な感じでした。 GitBucketもホットフィックスを含めて4回だけのリリースでしたが、ついに100リリースに到達しました。今年はScala Love in the CityでGitBucketの発表させていただいたりもしました。また、Gitterでのサポートなども以前よりも活発にできたかなと思います。 takezoe.hatenablog.com あとは会社で公開しているRuby用のPresto/Trinoクライアントのメンテナンスなどもしていました。業務でもRubyで…

GitBucket 4.37.0をリリースしました

…ースのGitサーバ、GitBucket 4.37.0をリリースしました。 https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.37.0 カスタムSSH URLのサポート GitBucketの前段にSSHアクセス用のプロキシサーバを別途設置する構成に対応できるよう、管理画面からカスタムSSH URLを設定できるようになりました。 署名付きコミット検証でEDDSAキーをサポート Apache SSHDとbouncycastle-…

Scalaでオレオレdocker-registryを実装してみた

…r-registryはAPIの構成自体は比較的シンプルなのですが、真面目に実装するとなると複数のバージョンのマニフェストをサポートしないといけなかったりと細かい部分が色々面倒そうです。 ちなみになんでわざわざこんなものを作っているのかというと、 現在GitBucketにはMavenリポジトリの機能を追加するプラグインが存在するのですが、同様にdocker-registryの機能を追加するプラグインを作りたいなと思っているためです(Scalatraで作っているのもそのため…)。

GitBucket 4.36.0をリリースしました

…ースのGitサーバ、GitBucket 4.36.0をリリースしました。 https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.36.0 リポジトリビューアでのタグ選択 リポジトリビューアのブランチ選択用プルダウンでタグを選択することもできるようになりました。 別リポジトリのIssue/Pull Requestへのリンク これまでもマークダウン内での#123のような記述はリポジトリ内のIssue/Pull Requestへのリ…

-WconfオプションでScalaコンパイラの警告を抑制する

…告として報告しない GitBucketで未使用のインポートに警告を出すようにしてみたところ、Twirlが自動的にインポートするクラスとSlickのモデルクラスで必要なインポートが警告になってしまうので以下のような感じの設定を追加してみました。 scalacOptions := Seq( "-Wunused:imports", "-Wconf:cat=unused&src=twirl/.*:s,cat=unused&src=scala/gitbucket/core/model/…

Scala Love in the CityでGitBucketの発表をさせていただきました

…で準備なしでも話せるGitBucketの紹介をさせていただきました。スライドは以下になります。 GitBucket: Open source self-hosting Git server built by Scala from takezoe www.slideshare.net 他のトークはScalaでの関数型プログラミングやScala3の話題が多かったと思いますが、具体的なアプリケーションレイヤから見たScalaという観点での話ができればと思い、前半はGitBucket…

jgitverでMavenのバージョン番号をGitの情報から自動設定する

…io.github.gitbucket::markedj::1.0.16 -> 1.0.16-SNAPSHOT .mvn/jgitver.config.xmlで細かい挙動の設定が可能です。たとえば以下のようにすると未コミットの変更がある場合にバージョン番号にdirtyというフラグメントが含まれるようになります。 <configuration xmlns="http://jgitver.github.io/maven/configuration/1.1.0" xmlns:xsi…

sbt 1.4.xで作ったjar/war内のファイルのタイムスタンプがおかしくなる問題を修正した

最近GitBucketでTomcatにデプロイするとエラーになるというレポートがあり、調べていたのですが、 github.com どうやらwar内のファイルのタイムスタンプが負の値になっており、warの展開時にその値をファイルの更新日時として設定しようとしてエラーになっているようで、sbt 1.4.0での以下の修正が原因であるらしいことがわかりました。 github.com 以下のような感じで環境変数SOURCE_DATE_EPOCHで明示的にタイムスタンプを設定するようにす…

2020年の振り返り

…のプロジェクトでは、GitBucketは今年は2回だけのリリースとなりました。リリース回数は少なかったものの、新コミッタであるonukuraさんがかなりアクティブにコミットしてくださり、特にWeb APIのカバレッジが劇的に向上しました。 takezoe.hatenablog.com ScalatraはScala 2.13に対応した2.7.0をリリースしました。また、毎年ドメインの更新時に話題に上がっていたのですが、ついにscalatra.orgのドメインを自分の方で引き取り…

GitBucket 4.35.0をリリースしました

…ースのGitサーバ、GitBucket 4.35.0をリリースしました。 https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.35.0 結局今年は2回だけのリリースでした。リリース頻度は少なかったですが、新コミッタの@onukuraさんのおかげで様々な新機能が実装されたり、Web APIのカバレッジが大幅に改善されています。変更内容は多岐に渡りますので、主要な新機能のみ紹介したいと思います。 エディタ、ソースビューアのカラー…

GitBucket 4.34.0をリリースしました

…ースのGitサーバ、GitBucket 4.34.0をリリースしました。 https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.34.0 2020年初、7ヶ月ぶりのリリースとなります。色々変更が溜まっていたり、プラグインのアップデートも必要だったりしたのでいつリリース作業をしようかと思っていたのですが、4連休を使ってリリース作業を行うことができたのでよかったです。次のリリースはいつできるのか…。 今回のバージョンでの主な変更内…

GitHub Actions 実践入門

最近GitBucketのCIをTravisからGitHub Actionsに移行したりしていたのですが、達人出版会さんのセールでこの本が半額になっていたので購入してみました。 tatsu-zine.com 内容的にはGitHub Actionsの基本的な使い方から様々な機能、アクションの作り方まで一通りのトピックがカバーされています。 GitHub Actionsは公式のドキュメントが充実しており、日本語化もされているので概ね困ることはないと思うのですが、やはり書籍の形だと目…

GitBucket 4.33.0をリリースしました

…ースのGitサーバ、GitBucket 4.33.0をリリースしました。 https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.33.0 CLIオプションを環境変数で設定可能に GitBucketはDockerなどでの利用時を想定し、通常設定ファイルで行う設定を環境変数経由で設定することができるようになっています。たとえばデータベースの設定は通常GITBUCKET_HOME/database.confで行いますが、環境変数やシ…

2019年の振り返り

…していたもののやはりGitBucketにはあまり手をかけることができず、月1ペースのリリースも途切れてしまいました。ただ、頻度は下がったものの定期的にリリースは行なっています。大きな機能追加はなかなか難しいかもしれませんが、今後もメンテナンスは継続していくつもりです。 一方で新たにAirframeやPrestoなど仕事で使っているOSSに関してはいくつかコントリビュートすることができました。また、UberのApache HudiやDatabricksのDeltaLakeといっ…

Skills Matter社の破産とロンドンで登壇予定だったScalaミートアップのキャンセルについて

… ExchangeでGitBucketのライトニングトークをさせていただきました。 takezoe.hatenablog.com 実は今月末にSkills Matter社が定期的に開催しているScala MattersというScalaミートアップで登壇させていただく予定だったのですが、11月頭に担当の方にメールで連絡を取ろうとしたところ、自動返信メールでAdministrationに入ったということを知りました。ミートアップがキャンセルされるのか知りたかったのでLinkedI…

GitBucket 4.32.0をリリースしました

…ースのGitサーバ、GitBucket 4.32.0をリリースしました。 https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.32.0 Scala 2.13.0およびScalatra 2.7.0へのアップデート 今回のバージョンからGitBucketはScala 2.13.0およびScalatra 2.7.0でビルドされるようになりました。これはGitBucket上で動作する全てのプラグインもScala 2.13およびSCa…

GitBucket 4.31.0、4.31.1をリリースしました

…ースのGitサーバ、GitBucket 4.31.0および4.31.1をリリースしました。 https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.31.0 https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.31.1 4.31.0では多くの新機能が利用可能ですが、すでにバグ修正版である4.31.1がリリースされていますので、こちらを利用することをお勧めします。 CIプラグイン…

Scalaのテストケース内でDockerコンテナを使う

GitBucketではもともとデータベースを使ったテストに組み込みMySQLやPostgreSQLの機能を提供するライブラリを使っていたのですが、これらのライブラリのメンテナンスが怪しくなかなか新しいバージョンに対応したテストを行うことができないという問題があり、Dockerを使えないかなと思っていたところ、以下のようなライブラリを教えてもらいました。 github.com プログラム中からDockerコンテナを制御するためのライブラリで、Scala版の他にもJava版やGo…